Mahinahina Maui の
お肌にも地球にもやさしい石けんつくり
石けんの基本材料は、油・水・苛性ソーダの3つ。これはどんな石けんでも同じです。しかし、その製法によって、仕上がる製品はまったく別物になります。
Mahinahina Mauiの石けんは、「コールドプロセス製法」という昔ながらの方法で、ひとつひとつ丁寧に手作りしています。コールドプロセス製法は、苛性ソーダの化学反応で発生する熱のみでゆっくりと石けんを熟成させ、自然乾燥させます。完成までに1か月ほど時間はかかりますが、マイルドで肌にやさしい洗い上がりは他の石けんとは比べものになりません。なにより、この伝統的な石けんは、地球にとってもやさしいのです。
コールドプロセス石けんの
お肌へのメリット
同じく「無添加石けん」と呼ばれる「ホットプロセス製法」で作られた石けんは、高温の釜で油脂を加熱しながら作ります。短時間で完成するというメリットはありますが、熱を加える分、油脂が酸化したり、材料に含まれる良質な成分が壊れてしまうというデメリットもあります。
対して、コールドプロセス製法は熱を加えないため油脂が劣化せず、石けんが生成される過程で生まれる大切な副産物である天然のグリセリンと、原料の植物油脂に含まれるビタミンやスクワレンなどの成分を石けんの中に残すことができます。
Mahinahina Mauiの石けんは、原料となる植物油脂やハーブオイルの約10%が残るよう作られています。これらの良質な成分が肌にとどまることで、まるで美容オイルを塗ったような、柔らかくしっとりとした洗い上がりとなるのです。
無添加石けんの
環境へのメリット
一般的に「石けん」と言われている製品には、苛性ソーダで作られる「純石けん」と合成界面活性剤で作られる「合成洗剤」の2種類があります。巷に広く流通している合成洗剤の多くには、合成界面活性剤が使われています*。
大量生産できる安価な合成洗剤は、主に石油を原料に化学合成されているため、下水処理をしても十分に分解されず、完全に自然に還すことは難しいとされています。
一方、コールドプロセス石けんを含む、無添加の純石けんの適度な濃度の泡には、天然の界面活性剤が含まれ、肌に必要な洗浄力をもっています。泡が消えると界面活性の効果も消えるため、海に流れても害にはなりません。それどころか、微生物が増え、水質が改善されたという調査結果もあります。
*成分表に記載されている「石鹸素地」の中に合成界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤、発泡剤、香料などが含まれていることもあります。
Cleaner Choice for Greener Future
石けんの製造が工業化されてからわずか1世紀ほど。この短い期間に、大量生産された合成洗剤は海洋をはじめとする自然環境にどれほどの影響を与えてきたのでしょう……。マウイの美しい海岸に立ち、そんなことを考えてみます。すると、たとえ時間や手間ひまがかかったとしても、この昔ながらの製法で作られたコールドプロセス石けんの良さを伝え続けていきたいという想いがこみ上げてきます。
一人でも多くの方に、お肌にも環境にもやさしい選択肢をお届けできるよう、Mahinahina Mauiはひとつひとつ、愛を込めて石けんをつくり続けます。