マウイ森林火災復興支援プロジェクト
「HEAL THE WORLD」へ寄せる想い
2023年8月にマウイ島で発生した大規模な森林火災は、瞬く間に各地に広がり、かつてはハワイ王国の首都だった歴史ある美しい町、ラハイナを焼き尽くしました。
米国で過去100年間に起こった山火事のなかで最悪の大惨事と呼ばれる今回の災害。これほどまでに山火事が広がった理由として、ハリケーンによる強風の影響と並んで指摘されているのが干ばつです。近年、マウイでは土壌の水分が急速に失われて乾燥が進むという現象が起きています。こうした状況では、ささいなきっかけで大規模な火災が起こり得ます。
今回の災害を受けて、あらためてマウイの水源を維持するため、山頂の原生林を守る活動の重要性を痛感しました。太古の昔から在来の原生林はマウイの土壌の水を保持する役目を果たしてきましたが、近年、多くの外来種が入り込んだことでその数は減少しています。原生林を取り戻さないと、土壌の乾燥が進み、また同じような被害が起こりかねません。
生態系を元に戻すには時間がかかります。Mahinahina Mauiでは、創業当時から収益の一部をマウイの水源保護活動に寄付してきましたが、その活動の重要性はまだ十分に認知されているとは言えず、なかなか関心も資金も集まらない状況です。
それでも、緑豊かなマウイを取り戻し、次世代へ引き継いでいくため、私たちにできることからはじめよう。そして、ここマウイから世界に向けて自然保護を呼びかけていこう。そんな想いに共感してくださった皆さまに支えられ、今回の「HEAL THE WORLD」チャリティープロジェクト発足の運びとなりました。プロジェクトの収益は全額、マウイの水源保護活動に寄付させていただきます。
このプロジェクトのために開発した「マウイハニーソープ」には、ダメージを受けたお肌をやさしく癒してくれるマウイ産の生ハチミツ、ターメリック、ラベンダー、ノ二を使用し、火災の被害を受けたマウイの自然と人々の暮らしの復興と再生への祈りを込めました。
自然の恵みへの感謝を込めて商品をつくり、その商品を手に取ってくださったお客様が自然のリズムへ還るお手伝いをし、その利益をまた自然へと還していく――そんな美しい循環を目指して、Mahinahina Mauiはこれからも「Back to Nature」をコンセプトにモノづくりを続けていきます。
Mahinahina Maui オーナー
水月 香花